古いアルバムを見ていたら、松本電鉄の写真がありました。訪問は、おそらく1982年1月。
新島々-島々間は1983年に休止されたようですが、その前年ですね。
終点の島々には何もありませんが、物好きにも終点まで乗りつぶします。
終点の島々です。無人駅だったのでしょうか? 車掌さんに切符を渡した記憶があります。
冬の曇天、うすら寒い光景です。電車が発車した後は人影もなく、寂しさが募ります。
これが駅舎。模型用のこじんまりとした好ましい洒落た建物です。
いかんせん、建設から時間が経っていて、しかも補修されていないのでずいぶん傷んで見えます。
駅舎の正面には「松本行電車」と書いてありますが、なんとこれが右書き。戦前からのものでしょうね。
完成当初はにぎわっていたことでしょう。しかし、駅前にはなんにもありません。
しかたがないので道路沿いを新島々駅に向かってとぼとぼと歩きます。
途中の踏切で電車をパチリ。
新島々は、はるかに大きな駅で、賑わっていました。登山客を大勢見かけました。
お客の数を考えれば、災害で休止しても復旧させなかった理由がわかります。
松本電鉄は、アルピコ交通という小洒落た名前の会社になったのですね。
名前が変わっても、元気に走り続けてほしいものです。