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2017年9月21日木曜日

野上電鉄訪問記(2)

前回の続きです。

折り返し電車を動木駅でパチリ。鉄橋がいい味を出していると思いませんか?

動木駅で降りたのは、川沿いを走るところを写真に収めたかったから。
腕が悪いから、ぱっとしませんね。


動木駅を離れて、隣の紀伊野上駅に向かいます。その途中の川沿いで下り電車をパチリ。
手前に花を入れて気取ってみました。光線の関係で画像の右半分が黒く潰れてます。
相変わらず、ぱっとしません。

紀伊野上駅には、これまた古めかしい2軸無蓋車ト10型ト11がいました。
無蓋車は普通木製ですが、これは鋼製ですね。内側の鉛丹塗装が目立ちます。
鉄道省のト20000の払い下げかと思いましたが、違うようです。
Wikiによれば元南海電鉄の車両の由。


紀伊野上駅の構内はこんなもの。大きさも手頃で模型にしたいですね。
こんな小さな駅でも、駅員さんがいる有人駅だったと記憶しています。

 電車がやってきました。

銘版ですが、大阪 関西交通 昭和3年? のように読めます。

終点、日方駅に到着しました。どなた様もお忘れ物なきよう。
帰りの電車で、車掌さんが乗客に知り合いの女性を見つけたらしく
一生懸命口説いていたのを覚えています。おいおい、業務中だろ・・・


だいぶ日が傾いてきました。とても楽しい一日でした。
野上電鉄、ありがとう。

2017年9月19日火曜日

野上電鉄訪問記(1)


あるとき和歌山県をドライブしていたら、ローカルな景色の中を
とても古めかしい電車が走っていくのを見ました。それが野上電鉄でした。
非常に古い電車で全長も短く、当時でも大変貴重なものだとすぐわかりました。

後日改めて訪問し、終点の登山口駅まで往復しました。
登山口駅の周りを散歩しましたが、これといった特徴のない田舎町と記憶してます。

とても天気の良い、暑い日でした。

そのときはカメラを持っていかなかったので、再訪することにしました。
以下が再訪時の画像です。1987年11月22日のことです。



紀勢線で海南駅にて下車。「海南」という立派な名前の割に、こじんまりとした駅ですね。
これでも、確か特急「くろしお」が停車したはず。

国鉄線に沿って歩いていくと、野上電鉄の始点「日方駅」 が見えてきます。

電車がお昼寝中。近づいて、パチリ。 24と25ですね。

紀勢線の踏切を渡って日方駅に着きました。
いかにも地方私鉄という感じの入り口です。

なぜこの建物を撮影したのか?
よく覚えていないのですが、これが野上電鉄の本社だったと思います。
歴史を感じさせるとともに、経営が楽でないことを如実に物語っていますね。

ホームには2つの列車が並んでました。乗車するのは右側です。

時間があるので留置されている電車をパチリ。
31と32ですね。Wikiによれば阪神電鉄からの譲受車のようです。
昭和10年頃の製造ですから、撮影時点で齢50を超えてますね。

101。やはり 阪神電鉄からの譲受車のようです。

 そろそろ駅に戻りましょう。

後ろの車両に乗車。27のようです。単線の線路をのんびり走ります。


大した速度ではないのに、揺れること揺れること。
窓ガラスが大きな音でビビリ、よく割れないと変に関心しました。
床下からは吊掛式の大きな音が響いています。


動木駅で下車しました。出ていく電車をパチリ。