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2017年12月17日日曜日

鉄道模型レストア記録 アダチ D51全流

オークションでアダチの廉価版D51を入手しました。
標準型は持っていますが、これは全流形。22号機と23号機の2両しかなかった珍しいタイプです。
前からほしかったのですが、いつも結構な高値になってしまい手が出ませんでした。
今回は格安で落札できました。






格安の理由は、状態が悪かったから。
走行不能であるだけでなく
前オーナーによる塗装が筆塗りで厚く、一部剥がれていました。

到着すぐにシンナープールに入れ、塗装を剥離しました。




幸いきれいに落ちました。
改めて見ると状態は悪くなく、部品の欠品、大きな損傷はありません。
簡単にレストアできそうです。 

まずはモーター交換。検討したところ、手持ちの小型モーターが搭載できそうです。


取付金具を作成


取り付け。うまい具合に収まりました。
スムーズに動きます。
 

未塗装完成状態になりました。
この機関車は手元に置いておきたいので、ディテールアップすることにします。
なのでここで中断。ひとまず元箱に戻し、おやすみいただくことにしました。

再開は未定ですが、忘れないうちになるべく早めに。


2017年10月15日日曜日

鉄道模型レストア記録 トビーC58

数年前にオークションで入手したトビーのC58。そのころはC58の製品がなく、貴重品でした。
今は天賞堂のプラスチック製C58があるのでそれほどではありません。

入手したC58の外観はまずまずでしたが、ギアボックスが欠品という致命的な問題がありました。
手持ちのトビーのギアボックスを取り付けたところ、動きは問題ないのですが大きすぎて組み込めません。というわけでず~っとお蔵入り。

しかし最近になってギアボックスの自作ができるようになったので、改めて取り出して検討しました。


第2動輪にギアが付いています。その歯数と直径からモジュールは0.3であることがわかりました。
対応するウォームギアを探したところ、IMONで発見!! 早速手配しました。


ギアボックスを設計し、部品を作成。組み立て。テストしたところ、問題無いようです。


組み込んだ状態です。モーターは手持ちの小型モーター。スムーズに動きます。
C58復活です!!


窓セルを取り付け。自作エッチングのナンバープレートとメーカーズプレートを貼り付け。
まずますの出来です。





テストランの結果、十数両の貨車を牽いて快調に走ります。
他にもトビー製品を持っていますが、いずれもスムーズに走ります。トビー製品に外れはありません。
長い眠りから覚めたC58ですが、当鉄道の主力機として客貨両方で活躍することでしょう。

2017年10月8日日曜日

鉄道模型レストア記録 エンドウDD13

オークションで、エンドウの旧製品のDD13を入手しました。
当時買ったことはありませんでしたが、比較的安価で入門機として普及していたように思えます。
普及製品のご多分に漏れず、ディテールが少なくあっさりしています。


ジャンクということでしたが、大きな痛みもなく、外観は良好です。
しかし動きません。車輪を見ると汚れはまったくなく、ほとんど走行していなかったようです。


車体を分解してみて理由がわかりました。2つの台車のボルスタが両方共はんだ付けが外れて取れています。オーナーが修理しようとしたのでしょうか、セロテープで止めた痕がありました。
涙ぐましい努力です・・・。



下回りの塗装を剥離しました。フレームは真鍮ではありません。エンドウお得意のブリキでしょうか。
手すりは真鍮線でしっかりとはんだ付けされています。これなら曲がることはあっても、取れることは無いでしょう。


外れたボルスタをしっかりとハンダ付け。ボルスタはボンネット部分の内側にはまり込むようになっていて、ハンダをたくさん流すと車体がフレームに密着しません。それでハンダの量が不足し、外れたのでしょう。購入時に壊れていた?


オリジナルのモーターは使用せず、缶モーターに換装します。走行性能の向上が期待できます。
モーターは中華製のモータ。EN-22互換でそれよりも強力と噂されているものです。
オリジナルのモーター台に簡単な加工すると、いい具合に収まります。しかも、モーターの横幅はボンネットの内寸と同じで、ピッタリとはまり込みます。


台車に電極を付け、絶縁側からも終電するようにしました。
テストしたところ問題なく動きます。


塗装の前に少しだけディテールを追加しました。
エアホースはロスト製、テールライトはエコーの内バメ式、解放テコはそれらしく曲げてデッキにハンダ付け。解放テコ受けは省略です。


塗装しました。スムーズに動きます。下回りは完成です。


上回りは状態が良かったので、そのまま使用します。
手すりに白を色差し、ラジエーターを黒で色差しするとともに、レタリングを追加しました。
これだけでずいぶん印象がよくなります。手すりなどを追加しようと思いましたが、それはまたの機会に。



窓ガラスを入れてレストア完了です。まさにDD13です。
エンドウ製DD13はチープだと思ってましたが、基本が良いので少し手をかけるだけで見違えるようになりました。


仕上げとしてナンバープレートをエッチングで作成。


貼り付けて完成です。


エンドレスでテストランしました。ウエイトが十分積まれているので牽引力はバッチリです。
集電を改良したので止まることなく、発進はとてもスムーズでスローもよくききます。
入換機として文句なしです。
ギア音が高めですが、そもそもディーゼル機関車はやかましいので却って実感的です。
止まっているときにもノイズがほしいくらいです。

やはり金属製の機関車は良いですね。当鉄道の主力機になりそうです。
40年くらい前の古い機関車が蘇りました。