2017年10月28日土曜日

懐かしい貨車の紹介 ワム50000

 ワム50000は木造の有蓋車です。ワム90000などに混じって活躍していました。
’70年代前半には貨物列車には1両は組み込まれていて、良く見かけました。

 ワム51852
これは羽目板構造で、原型に近いやつですね。
 ワム52008(友人YH氏撮影)
これも同じく原型。ワム50000は、雨漏り防止のために合板貼りに改造された
という記事を見ますが、実際には原型のまま改造されたかったものも多かったです。
 ワム51352
これが合板貼りに改造されたもの。
ちょうど中間の高さに合板のつなぎ目が見えます。
16番の模型でモア製のワム50000があり、その合板貼りを買ったことがありましたが
それにはつなぎ目がなかった!! すごく高価な製品なのにねえ。どうかと思いました。
最近のワールド工芸製にはつなぎ目の表現があります。さすがです(当たり前か)。
ワム53619
’70年代も後半になると木造車は急速に数を減らしていきました。
そんな中、黒磯駅でポツンと置かれていたワム50000を発見。
黒磯駅常備、救援車代用と表記されていて、貨車としては使用されていなかったようですね。
車内には何が積まれていたのでしょうか?
 ワム50662(友人YH氏撮影)
こちらは配給車代用だったもの。水戸駅常備、水戸-下館間専用と表記されています。 
何を配給していたのでしょうか?

ワム51355(友人YG氏撮影)
こちらも救援車代用、亀山客貨車区のものです。亀山駅常備。
こちらは改造してあります。窓が開けられるとともに、屋根にベンチレーターが付けられています。
窓のあるワム50000なんて、初めて見ました。
クレーン車と、戦災復旧の70系と思われる客車に挟まれています。どれもレアですね。

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