2017年8月17日木曜日

展示台式ローラー運転台を作ってみた

ローラー運転台というものがあると知り、欲しいと思いました。
お座敷レイアウトを広げるのは手間ですが、
ローラー運転台ならば手軽に試運転でき、蒸気機関車のロッドの動きを堪能できます。
最近はサウンド付きの機関車も増え、ブラスト音も楽しめます。

 既製品は海外メーカーのものしかなく、なかなか入手できません。値段も高めです。
そこで自作してみました。ローラーは市販のベアリングが使用できます。
蒸気機関車のテストランに最適な展示台式を採用しました。




 まず、展示台のベースを製作。
ホームセンターで断面60mm×12mmの角材を入手し、適当な長さで切断。
その上に同じく断面18mm×10mmの角材を2つ、約17mmの間隔で接着。
ピットのような構造とし、レールに相当する位置に1mm厚の真鍮帯板を取り付けました。


 角材と角材の間に、別に作ったローラーを差し込みます。
前後にスライドできますので、位置は自由に選択できます。



 真鍮板にパワーパックの出力を接続すれば、ロッドの動きを存分に楽しめます。


 先輪・従輪、テンダーを備える機関車ですと、それらの分のローラーも必要になります。
しかし、ローラーである必要はないので、線路を置けるようにしました。
このほうが、位置合わせがいらないので便利です。


ローラーの高さは、KATOのユニトラック線路の高さに合わせています。
真鍮帯板の幅と取り付け位置は、
KATOのユニトラック線路がピタリとはまり込むように設計しました。
ユニトラック線路の裏面で真鍮帯板が当たる箇所は、ニッパで少し切り取りました。 




米国型大型蒸気機関車も余裕で置けます。
ロッドの動きとサウンドを堪能できました!!
さすがBigBoyははみ出てしまいましたが、それでも支障なく動作しました。