2019年2月7日木曜日

EleksCAMの問題点

EleksCAMはそこそこ便利なツールです。

適当な大きさで彫刻したり、ベクトル図形に基づき紙を正確な形に切断するだけであれば、特に問題はないと思います。

PicCarveをクリックしてjpeg.bmp画像を読み込めばすぐに彫刻可能ですし、svcデータを読み込めば簡単に切断できます。

しかし、読み込んだ画像の寸法設定で誤差が生じやすく、正確な彫刻のためには試行錯誤が必要です。ワークを無駄にしそう。画像のBPIを正確に反映することができればよいのですが・・・。

svcデータであれば 図形の寸法そのものは正確なのですが、図形の中心を原点に自動的に設定するようで、絶対座標の指定ができません。例えば、同じワークに対してスジ彫りと切断を行うときは、両者で原点が一致しなければなりません。レーザー彫刻機を電車のペーパー工作に使おうと考えてますが、窓抜きとスジ彫りがずれては話になりません。

結論として、Gcodeを別途生成し、これをEleksCAMに読ませてレーザー彫刻を実行させることにしました。Gcodeは他のメーカーの装置にも使用できるので、汎用性が高く便利です。EleksCAMではLoad GcodeをクリックすればGcodeを簡単に読み込めます。

Gcode作成には、Inkscapeのエクステンションを使うことができそうです。ラスター加工、ベクトル加工の両方対応できます。

現在、試行錯誤中。まとまればアップします。





2019年2月5日火曜日

EleksCAMの使い方がわからない

EleksMakerのレーザー彫刻機を入手しましたが、使いこなせていません。

そもそも、EleksCAMの使い方がわからない。



Helpがないので適当にボタンをクリックして試してみた。

  1. Controlタブ:ここがメインの制御画面らしい。
  2. Configタブ:座標の設定? とりあえずデフォルト(設定無し)のまま
  3. Settingタブ:ON/OFFでレーザーパワーを設定するらしい。1000が最強。0~1000の範囲で設定可能。WEAKはプレビューや原点設定の際の弱いレーザーパワーの設定(多分)。デフォルトで1なのでそのまま。ほかは関係なさそうなので、放置。
  4. Galleryタブ: イラストがたくさんあります。ダブルクリックすると、例えばこんなウインドウが開きます。


 Acreageで大きさを設定します。アスペクト比は固定のようで、縦横一方に数値を入れると他方も同時に変わります。
Speedはレーザー照射時の移動速度のようです。最大1500mm/Minのようです。この値を小さくするとじっくりとレーザーを当てるので深く彫刻できます(多分)。板に彫刻するときは500以下にしないと薄くて使い物になりませんでした。
ModeはRealPoint、LineByLineにすると、普通のラスタースキャンとなります。Each mmはラスターの密度を設定します。これを小さくすると粗くなりますが加工時間は短くなります。彫刻としては、この10程度が一番良かったです。

Generateをクリックすると彫刻の準備が整います。


ラスターの様子がよくわかります(あえて粗くしてます)。
startをクリックするとレーザーが動き、彫刻を開始します。
Speedはここでも設定できます。ここの設定が優先されます(多分)。
Previewをクリックするとレーザーヘッドが動き描画範囲を示しますが、レーザーをオンしてないと分かりづらいです。

ModeをRealPoint、Fold Lineにすると、彫刻ラインが折れ線となります。


ModeをOutLineにすると、こんな感じ。


 ModeをScanにすると、ドット絵みたいになります。


ModeをPointにすると、なぜかエラーになりました。ブログ主が使用する上では、上の4つのモードで十分です。

画面上のPicCarveをクリックするとjpeg, bmp画像を読み込むことができます。
svgファイルも読むことができます。Inkscapeで作成したベクトルデータを読み込むことができました。

TextCarveで文字を取り込むことができますが、使ってません。

Load GcodeでGcodeを読み込むことができます。

EleksCAMは操作が簡単で、結構使えると思いました。
しかし、ブログ主の目的は模型工作用途であり、正確な寸法指定が必須です。この点、EleksCAMには不満が残ります。プリント基板のエッチングパターンを作成しましたが、パターン画像と実際のレーザー彫刻の大きさに数パーセントの誤差があり、使い物になりませんでした。
パワー2500mWで十分にレジスト膜(黒塗料)を焼き飛ばすことができたので、なんとかしたいところです。

レーザー彫刻機EleksMaker® EleksLaser-A3 Pro  2500mWを使いこなすための悪戦苦闘がしばらく続きそうです。

2019年2月3日日曜日

レーザー彫刻機、2台とも無事到着

Banggoodで注文し、ドキドキしながら待っていた2台のレーザー彫刻機、無事に到着しました。

1台目は、11月28日に注文、12月12日に到着。
2台目は、11月29日に注文、12月17日に到着。

多少時間がかかったものの、ちゃんと到着したのでよしとします。

1台目は組み立て済みにもかかわらずマニュアル付き。しかもUSBメモリでソフト同梱。すんなりと使えました。

ところが、2台目は自分で組み立てるにもかかわらず、なーんにも、無い。マニュアルも、ソフトもない。決して難しくはないだろうけど、不安です。頼りはネットのみ。ひたすら検索。

結論として、ユーチューブの動画が一番役立ちました。 買ったのは
EleksMaker® EleksLaser-A3 Pro  2500mW
というやつですが、
Eleksmaker EleksLaser A3 Pro Laser Engraver Build, Test & Review - 2018
Product Overview - EleksMaker A3 Laser Engraver
という動画が、わかりやすかったです。
組み立てそのものは2時間くらい。確かに難しくありません。

elekscam _ EleksMaker Wiki
からソフトEleksCAM v3.1を入手し、ドライバをインストール。無事に接続できました。
テストも無事済み、あとは実践あるのみ(苦労が予想されますが・・・)。